うちの会社のホームページは表紙をはじめとして総ページ数が40ページにも及びます。
ログは、その中でどのページがどれくらいの数のユーザーに見られたかを示す記録のことです」と彼は説明しました。
「はい。
数的には着実に増えていて、初めのころと比べると2倍以上になっています。
ただ、非常に偏りがあるんです」とH君。
「偏り?」と言うあなたに、彼は「この表をご覧ください」と一枚の紙を差し出しました。
その紙には次のように書いてありました。
専務はいまだにわが社のホームページの一番のユーザーですので、ご自分から言い出しにくかったんじゃないでしょうか」とH君。
「まだ、そんなことをしているのかあいつは。
まぁいい。
それでユーザーが見てくれた回数は上昇しているのか?」。
あなたは、まずは大切なことを聞いてみることにしました。
アクセス・ログの分析から始める。
「なんじゃこれは。
呪文か?」と聞いてみると、「いえ、左側の文字がそれぞれのページの名前、右側の数字が各ページが見られた回数(ヒット数)になっています」。
これにはあなたも、がぜん興味が湧いてきて、「なるほど。
よし、一個ずつ説明してくれ」。
専務とは違ったデータ重視型の参謀の出現に心を踊らせます。
H君は、「まずインデックス(xxxx)というのは表紙のことです。
検索エンジンなどからわが社のページを見つけて来てくださる方が一番初めにご覧になるページです」と説明し始めました。
「なるほど。
そしたらいままでに1231人の人が見てくれたということだな」とあなたが言うと、「いえ、まあ、そうとも言えるんですけど。
あくまで見られた総数なので、延べ人数といったところです」とH君。
「そうか、延べか。
まあいいや。
けっこう来てくれてるっていうのはうれしいことだな」と納得していると、「でも、そこから先が問題なんです」とH君は少し深刻な顔になりました。
「先?。
インデックスの次のニュースか?」。
すると彼は、「これはまだいいんです。
ニュースは新着情報のページで402ヒットありますし、プロフィールや情報も会社の概要や沿革のページですので、特に問題ありません」。
ヒット「そうか。
しかし表紙のアクセス数に比べると、えらく少ないな」と言うあなたに、「そうなんです。
表紙に2000人以上の方がいらしているにもかかわらず、その先の6つのページに進んでいる方はすべて合わせても1000人以下なんです。
これは50%以上の方が表紙を見たあとで、すぐにどこかへ行ってしまったことになります」とH君。
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